混合機とは

様々な固体・液体を均一に混ぜ合わせます

混合機(Mixer)とは、2種以上の物質(固-固、固-液、液-液、気-液)を、各種攪拌翼によって機械的にかき混ぜ、物理的、化学的に必要な混合状態にする機械のことです。弊社では主に固-液系で、容易に流動状態を得られないような材料に使用する機械を指します。混合槽に対し大きめの攪拌翼を装備した、1軸ミキサー・多軸ミキサー(2軸が多いです)の攪拌装置により、内部を適切な流動状態に保ち、材料を均一に混ぜ合わせることが可能です。

混合機の原理

混合機の原理

混合槽内部の攪拌翼はバタフライ翼、アンカー翼、パドル翼、タービン翼などを組み合わせ低速軸・高速軸の多軸ミキサーとし、1軸ミキサーでは局部フロー(Local Mixing)となる材料の処理に用いられます。もちろん、用途によってはバタフライミキサーのように、1軸ミキサーで十分に目的を達成できる設備もあります。材料の粘度や特性及び処理目的に適合したものを弊社がご提案しますので、お任せください。

混合機の種類

混合機の種類

適応粘度より攪拌機・混錬機と区別し、バタフライミキサー、CDM2軸ミキサー、BDM2軸ミキサーなどを指します。共通点として、低粘度から高粘度まで材料の混合・攪拌・混錬・分散が可能です。特に同芯軸に低速枠型翼と組み合わせたCDM2軸ミキサーは、混合槽内壁の付着を掻き取り、ジャケットによる熱交換にも寄与します。
主な攪拌翼は、高速域に用いるタービン翼、低速域のピッチパドル翼、アンカー翼などがあります。螺旋構造により高粘度・高濃度の物質の練り込みができるリボン翼などもあります。

混合機の用途

混合機の使用用途

印刷インキ、各種着色材、塗料、接着剤、シーリング材、トナー、化粧品、薬品、二次電池などの製造に用います。特に低速域ミキサーは、中間タンクミキサー、貯蔵用タンクミキサーとして、お客様のニーズにお応えします。本体やブレードは入念に選定しましょう。弊社では用途に応じて様々な製品を取り揃えておりますので、まずはお気軽にご相談ください。