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PDFミキサー
概要
ピーディーミキサー(3軸)の低速ブレード径の大きさと配置を改良し、2本の捩れ型ブレードとの遊星運動による更なる強力な混練・撹拌効果と2本の高速ミキサーによる高せん断力を一体化させた混練・混合・撹拌機。
ピーディーエフミキサーは多量の固体(粉体)と少量の液体を効率よく表面処理させる混練機で、当社ピーディーミキサー(3軸)よりもプラネタリー側2本の捩れ枠型ブレード径を大きくしブレード配置を改め、ブレード―ブレード間の狭いクリアランスが実現できるようになりました。 狭いクリアランスとブレード径大による効果はプラネタリー運動のニーディング(撹拌、混練、分散)向上になります。叉、高速タービンブレード軸を1軸追加し2軸とすることで衝撃と剪断作用の向上を図ったミキサーになります。ピーディーミキサーと同じく低粘度から高粘度まで1台で可能で、特に「硬練り・希釈工程」時の混練品質の向上と希釈時間のさらなる短縮が可能です。 型式としてはPDF型とPDFG型があります。(F:Four 4軸:プラネタリー2軸 タービンブレード2軸)
特徴
■攪拌・混錬粘度
低粘度から高粘度までの攪拌・混練・分散が出来ます。
適用粘度 1~1000Pa・s(1000~1000000mPa・s)位
■攪拌ブレード
自自転・公転する2本の捩れ枠型ブレード(90°ネジレ)と、この自転・公転運動と同期しながら自転する2本の高速タービンブレードの計4軸の遊星運動回転で構成され、タンク内をデッドスペースなく均一に撹拌・混練・分散が可能です。
■硬練り・希釈
2本の捩れ枠型ブレードと2本の高速タービンブレードの遊星運動により又、ブレード・タンクの精密機械加工も加わってニーディング効果大となり混練時間、特にレットダウン(希釈)が大幅に短縮できます。
■機械清掃
ブレード軸は片持ち(竪型)であるため、横型のニーダー等の両持ちと比べて軸部の清掃は非常に簡易であり、タンクも交換式ですので清掃の安全性もはかれます。
■処理材料搬出
タンク内面が精密機械加工されていますので、当社ラムプレス(ラム式高粘度押し出し装置)を使用することにより完全に近い(99%)排出が可能で、次工程への移送等の自動化・省力化が実現出来ます
■タンク固定方式
PDF型はマニュアルクランプ(手動固定方式)で、PDFG型は油圧シリンダーのタンククランプ方式です。
■真空減圧
オプションとして、真空フード及び真空用軸シールを採用することにより、真空減圧操作(低温沸騰・脱泡・ある程度の脱水)状態で撹拌・混練が出来ます。
■冷却・加熱
タンクにジャケットを取り付け、冷却・加熱が可能です。
■安全装置
撹拌部が上昇中の時は、ブレードは回転しないようにインターロックをしてあります。
■その他
オプションとして、各種装置・各種計測器類の取付が可能です。
用途
●色料・・・各種塗料、各種インキ、各種着色剤
●接着剤・・・シーリング剤、コーキング剤、接着剤
●医薬品・・・軟膏、湿布薬、歯科材料
●化粧品・・・パック材、各種クリーム
●電子材料・・・ハンダペースト、ガラスペースト、コンデンサー、リチウムイオン電池
型式 | モーター | タンク | ||
---|---|---|---|---|
プラネタリー kw |
ディゾルバー kw |
油圧ユニット kw |
全容量ℓ | |
PDF-5 | 0.4 | 1.5 | - | 5.0 |
PDF-15 | 0.75 | 1.5 | 0.4 | 15 |
PDF-50 | 5.5 | 5.5 | 0.75 | 57 |
PDF-350 | 15 | 18.5 | 2.2 | 365 |
PDFG-700 | 37 | 37 | 5.5 | 732 |
PDFG-1300 | 45 | 55 | 7.5 | 1327 |
PDFG-1600 | 75 | 75 | 11 | 1600 |
PDFG-2300 | 110 | 90 | 15 | 2350 |
PDFG-3400 | 220 | 160 | 18.5 | 3538 |
※本仕様・寸法は改良の為、予告なく変更することがあります。