製品詳細 -MFミル

MFミル

概要

多品種少量生産に最適な循環型バッチ式分散機。ポンプレス、配管レス、バッチ式のためご使用後の洗浄も非常に容易。

エムエフミルは、分散室(ベッセル)内の分散媒体(ビーズ)が高いシェアーで処理材料を分散する機能と、処理材料を吸引する機能を兼備した遠心ポンプ機能(自己吸引型ディスク)の相乗効果により、処理材料の吸引量を増やし、従来機に比べて分散ゾーンの循環回数を大幅に増大し、分散時間の短縮を可能にしたバッチ型媒体分散機です。

また、循環回数が多いため、滞留時間分布がシャープで、粒度分布もシャープとなるため、着色力の高い微粒子化が可能で、多品種少量生産を効果的に行います。処理物に最適な運動エネルギーを与えるため、216m/secの可変速を標準仕様としており、使用ビーズは直径0.52.0mmまでの各種ビーズ(ガラス、アルミナ、チタニア、ジルコニア等)が使用可能です。

本ミルの構造は、処理材料吸収□を分散槽中央真下に設けてあるため、分散槽下部のデッドゾーンがなく、処理材料の流れ方向と遠心力が一致し、攪拌容器全体の循環力が大幅に改善されその結果、従来機では出来なかったプレミキシングから分散、溶解調整まで単一機械で行えます。

特徴

■吐出流動

自己吸引型ディスクのため流動が良く、吐出(循環)流量も大きくなり、槽内攪拌力及び循環回数がアップします。

■生産工程 

分散槽内攪拌力の強化により、プレミックスが可能となり分散、溶解調整まで単一機械で行え生産効率、投資効果、設置スペースにメリットがあります。

■分散性

循環回数アップにより、従来機に比べて(単位容量当たり)3倍以上の能力があります。

■パッチサイズ

吐出流量が大きいため、フレキシブルな容量に対応できます。

■分離機構

ギャップセパレーターを採用し、目詰まりもなく洗浄性も容易で、多品種少量生産用に最適です。

■応用粘度範囲

ポンプレスのバッチ型媒体分散機中では、吸引力が大きいため粘度範囲は130KU(4000mPa・s)までの広範囲な処理材料に適用できます。

■洗浄性

色替え、品種替え時の洗浄は、本機に洗浄溶液の入った容器をセットし、分散槽を挿入・攪拌し容易に完全洗浄することが出来ます。

■オプション

分散槽に独自な回転機構を付けることで、タンク側面の掻取りが可能となり、更なる高粘度品の処理が出来ます。

用途

各種塗料、各種インキ、各種着色剤等の多品種少量生産用で、粒度分布がシャープな高品質な材料の微粒子化に適応できます。

型式

モーター ベッセル
容量ℓ
(ネット)
本体kw 油圧kw
MF-Ⅰ 2.2 0.17
MF-Ⅱ 3.7 1.5 0.72
MF-Ⅲ 7.5 2.2 3.5
MF-Ⅳ 11 3.7 5.7
MF-Ⅴ 22 3.7 10

※本仕様・寸法は改良の為、予告なく変更することがあります。