製品詳細 -MIXING ROLL MILL

MIXING ROLL MILL

概要

水平に配置された2本のロールがお互いに内側に回転し、混練、剪断、圧延、シューティング・ラミネート等の目的に使用される機械。

井上製作所の3本ロールミルは、大正時代から研究と開発を重ね創りあげた代表的なミルです。この機械は回転数の異なる3本のロールから構成されています。分散のメカニズムはロール間圧力を利用した圧縮作用と、速度の異なるロール間でのせん断作用により分散を行うものです。処理材料の粘度としては中~高粘度ベースに適しています。

近年、電子材料関係、最先端材料の分散機としての需要が急激に増加しております。また、材料回収率が非常に高く、洗浄も大変容易な分散機としても知られております。分散目的以外に脱泡、充填用にも利用できます。ロール本体は冷却・加熱が可能で処理材料温度を均一にしながら分散が行えます。

分散工程

3本のロールと呼ばれる円柱状の物が水平または傾斜に並んでおり、互いに異なる方向・速度比で回転・接触し圧力・せん断力を与え材料を分散(1つの粒子径を小さくする)します。先ず、内向きに回転し接触・加圧する供給(後)ロールと中央(中)ロールの間に材料を投入します。材料は2つのロールに押し潰され(圧縮)、異なる速度比で引きずられ(せん断)、微粒子化します。中央ロールに付着した材料は一番最後のロール(前)に接触・加圧すると前ロールに転移され、掻き取り刃(スクレーパー)を前ロールに押し付けて、前ロールに転移した材料をかき取ります。

かき取られた材料(微粒子化された材料)は回収用のエプロン(ドクター)に流れます。

 

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